東京駅にて「12 Rooms 12 Artists UBSアート・コレクション」を見に行きました
先日、東京駅内にある、東京ステーションギャラリーに行きました。
入場料は1000円、少し高めですね。900円ぐらいにして欲しいと思います。
宣伝ポスターが「ルシアン・フロイド」。
ルシアン・フロイドはよく書店の画集等では、見かけますが本物を見たのは始めてでした。
この展覧会を見る少し前に、自分でもヌードクロッキーを久しぶりに行ったばかりでした。毎日続けていた学生時代に比べると、形を取る力が全くなくなっていましたが、やはり人体を描くというのは、興味深い主題です。
今回、鑑賞したルシアン・フロイドの作品は油と版画作品。
エッチング?の線が、誠実で綺麗でした。「上手いね!」というよりは、確実な現実感を追っていて、嘘がないような描き方に見えました。
油の方もしつこく輪郭をおっているようで、重厚感がありました。
(しかし以外に最低限の動きの中での、重厚感かもしれません)
個人的にいつも油で絵を描くと、鉛筆や水彩で出せるような、線作業や軽快さが出せなくて、ねっとりした絵になるのが悩みでしたが、それは「ルシアン・フロイドでも一緒だな…」と思いました。
もちろんそれが、いいのか悪いのかはこじんのやりたいこと次第だと思いますが。
ルシアンフロイドに関しては、グッズコーナーに伝記が売っていて、ものすごく面白そうだったのね、いつか購入したいですね。
また収穫だったのが、エド・ルーシェイの作品です。
素晴らしく美しい作品でした。デザイン的な要素を作品として魅せていて、完成度が高いですね!
画像でみると簡素になってしまう、作品タイプなので、生で見るべき作品でした。
他にも、良い作家、有名な作家などいろいろな方が出ている展覧会でした。
一点、気になったのが、東京ステーションギャラリーのレンガの壁なんですが、
すごくぼこぼこしていて、少し気持ちが悪い印象です。
アクの強い作家の作品をあそこに飾ったら、私は鑑賞に堪えられないと思いました。