PRADOプラド美術館展スペイン宮廷美への情熱
東京丸の内の三菱一号館美術館へ、「PRADO プラド美術館 スペイン宮廷 美への情熱」を見てきました。
仕事でバテバテになり、休日がない上に、たまにある休日も寝て過ごしてしまうこの頃。
鑑賞していて「どれも素晴らしい」とはなりませんでしたが、有名どころはやっぱり素敵でした。三菱一号館美術館は内装がお洒落な上に東京駅から地下街を抜けて歩いていけるので、いきやすくて助かります。また丸の内あたりはお洒落で、カフェなどもたくさんあるので、買い物などのお出かけにはちょうどいい美術館です。
美術館内のお客さんもなんか一味違って、家柄の良さそうなご夫婦、好みな感じのイケメン、明らかに不倫カップル(お金持ち)などがいて、「丸の内だわ」という雰囲気。
利便性がよく、お洒落なデートスポットとしても、絵画の勉強をしてる人にとってもありがたい美術館です。
作品について
特に好きだったのが、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(1490年頃ー1576年盛期ルネサンス:ヴェネチア派(イタリア人))の「十字架を担うキリスト」(1565年頃の作品。つまり晩年)でした。人物の入りが綺麗で、描写もかっこいい。キリストの顔もイケメン。辛そうな感じも良く現れている。腕が太いのに柔らかく描かれてているのも好感度が高い。上にいるおじいちゃん(キレネ人シモネ)の髭がふさふさしてる様子もすごくきれいでした。(晩年の作品なのに、若さがみなぎっているので弟子が描いた気がしなくもないのですが…)
とりあえず印象に残る作品でした。
またスペインのエル・グレコ(1541年ー1614年)の作品「エジプトへの逃避」「受胎告知」も小さくて味わいやすく良かった。服や地面や石畳の書き方が情感があってかっこよかった。油絵の良さがたっぷり味わえる作品。
ルーベンスもめちゃくちゃ巧い上に華やかで、神がかってました。
19世紀の画家でマルサルの作品も綺麗で良かったです。
だいぶ癒された。しかし作品点数が多すぎるので、見ていてだいぶ疲れた。点数を少なくしもう200円安くしてほしい。