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Art and Face

アートの輝きを見つけるブログ

fish京子ちゃんとは何者か? fish京子ちゃんプロジェクトを探ってみよう!

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『fish京子ちゃんプロジェクト』(フィッシュ京子)とは…。
ミニスカートのイタリア人系日本人のfish京子ちゃんとその子どもクララが反原発や食の安全などを訴える風刺マンガ『fish京子ちゃんKY劇場』(著:amigo 発行:株式会社 象鯨)が元になり、始まった美術活動。生みの親であるamigo氏をはじめ、賛同したアーティストたちが『fish京子ちゃん』を題材にした作品制作を行い日本全国で展覧会を開催している。この風変わりな展覧会について、発信者でもあるamigoさん(西村浩幸さん)に詳しくお話をお聞きした。

 

震災から生まれたfish京子ちゃん
作家の思いがつまった4コマ


-fish京子ちゃんは、多くのアーティストが賛同し、沖縄をはじめ、鹿児島、福岡、東京で展覧会を開催するビックプロジェクトですが、誕生のきっかけを教えてください。 
初めは気軽な気持ちで描き出しました。僕は週に1日、横浜システム工学院専門学校という専門学校の情報デザイン科で絵を教える講師をしています。3年前の東日本大震災があった直後、生徒とみんなで「せっかくマンガを描くなら、震災に関連したメッセージ性のあるマンガを描こう」と言い出したのがきっかけ。そして福島原発を題材に描いたマンガが『fish京子ちゃん』でした。
僕はそれまでマンガを描いた経験がないので、とりあえず京子ちゃんのイメージは「ミニスカートの可愛い女の子を描こう」ぐらいの気軽な気持ちで思いつきました(笑)。
でも、描くならば、しっかりした内容のものにしようと「これは間違っている」と以前から疑問に思っていたことを、マンガにしたんです。
今では「疑問を持ち、自分で考え、自分で行動する」

ということを主軸に反原発や食の問題、過剰介護など、

さまざまなテーマで作品制作をしています。

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周囲の思わぬ応援が後押し
ミュージシャン『けもの』さんとの出会い


-4コママンガから、現在のさまざまなアーティストが賛同し展覧会を共同で開催されるプロジェクトとして、発展した経緯を教えてください。 
最初は僕が描いたマンガをFacebookTwitterを通して発表していただけでした。そうしたら、沖縄の知人がそれを見て「fish京子ちゃん、おもしろいから沖縄で展覧会しよう」と言ってくれたのが展示を始めるきっかけでしたね。
また、それとは別にfish京子ちゃん4コマ漫画を描きだした年のクリスマスに僕の自宅に併設されている展示室で「けもの」さんと言う歌手のライブをやりました。
『けもの』さんはたまたま置いてあった『fish京子ちゃんKY劇場』を読んで、とても気に入ってくれて、その場で「fish京子ちゃんテーマA」が生まれました。その後「fish京子ちゃんテーマB」も作られ沖縄展でライブをする事が決定。
ここまで来て「ちょっと本気でやらないと怒られるな」と思いましたね(笑)。だからfish京子ちゃんは周囲の方々の思わぬ反響が原動力になりプロジェクトにまで発展したんです。そして、どうせやるなら「美術を広めること」をテーマにさまざまなアーティストを交えたプロジェクトにしようと思ったんですね。
そこで僕が代表を勤める美術家集団『象鯨』に所属し、fish京子ちゃんのテーマやキャラクター性に共感してくれたアーティストたちで、一緒に展覧会を開催することにしたんです。それが『Fish京子ちゃんプロジェクト』の幕開けでした。

 

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友人たちの協力を経て
沖縄・鹿児島・福岡・東京で展覧会を開催


沖縄展は独特の風土も相まって、当日はたくさんの方が訪れてくれる、とてもいい展覧会になりました。そして、その展示を見てくれた鹿児島の知人が「今度は鹿児島でやらないか」と声をかけてくれて、翌年2013年の5月~6月に、今度は鹿児島で2回、展示をさせていただいたんです。ワー
クショップなども同時に開催して、こちらも大成功。そこに福岡在住の画家・田中千智さん、齋藤一樹さん夫妻が来てくれて「福岡でもやってくれないか」と誘っていただきました。田中さん自身にも作品を出品していただき、福岡でも展示会を行うことができました。

そうした、友人・知人からのご好意であちこちで展覧会を開催することになりましたね。また以前から、僕の彫刻展を開催してくれていた渋谷の『ギャラリーTOM』でも、展示を開催させていただき、そちらでもたくさんの方に訪れていただけました。

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様々な作家が京子ちゃん作品を制作
異なる技法や芸術性が楽しめる


--5月下旬には四ツ谷三丁目の「CCAA」で今年初めてのフィッシュ京子ちゃん展が開催されますが、見所を教えてください。 
『fish京子ちゃん展』の見所は僕が描いたものだけではなく、fish京子ちゃんに賛同してくれたさまざまな作家の作品が一同に集まるところですね。技法や芸術性など、同じテーマでも作家により受け取り方がそれぞれ異なるので、そういうところに注目して見ていただいてもおもしろいと思いますよ。
展覧会のDMやチラシなども、知人のデザイナーが腕によりをかけて作成してくれています。細部にまでこだわって展覧会が作られていることと、様々なアーティストが同じテーマで作品制作をしているという点がfish京子ちゃん展の一つの見所になっています。

 

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ギャラリーTOMで行われた「fish京子ちゃん渋谷ギャラリーTOM展」

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福岡展展示風景

 

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福岡展で開催されたアーティスト『けもの』によるライブの様子

☆2012年fish京子ちゃんプロジェクト結成以降の展示
2012年 7月 沖縄県恩納村。初展覧会
2013年 5月 鹿児島県伊佐市
2013年 6月 鹿児島県垂水市
2013年 7月 神奈川県大磯町
2013年 8月 神奈川県湯河原町
2013年 9月 福岡県福岡市
2013年 9月 渋谷パブリッシング&ブックセラーズ
2013年11月 渋谷ギャラリートム
☆けものが歌うfish京子ちゃんテーマソングPV
fish京子ちゃんテーマA
fish京子ちゃんテーマB


☆fish京子ちゃんオフィシャルサイト 
http://www.zougei.jp/

最新情報や作品情報・購入については
こちらのHPをご覧ください。